善玉か悪玉かしらないが面白い:オレたちバブル入行組 ― 2012/11/25 19:16
三部作と知らずに最初に第三作を読んでしまったバブル銀行入行組シリーズの第一作、池井戸潤の「オレたちバブル入行組」です。
第一作だけあって、シリーズ主人公の半沢直樹の入行前の姿なども描かれていて、一作ずつ独立しているとはいえ、やはり順番に読んでいくんだった、と思った次第です。
第三作では子会社に飛ばされていた主人公のリベンジの物語でもあったせいもあるのか、そんなに気にならなかったのですが、今作では主人公のアクの強さ全開で、特に最後、悪を暴いてその見返りは・・というところで綺麗事でもなんでもなく、己を選ぶあたりが生身というかなんというか、です。
いやもう、面白いのには違いないのですが、こういった、スーパーヒーローではなく、のし上がってやる、というギラギラしたところがそもそも面白さのバックボーンなのかも知れません。
しかし、今回のクールでの唯一の連ドラのお楽しみのドクターXで大学病院に対して不信の念を抱かされ、このシリーズでは銀行に対して不信の念を抱かされ・・真面目で優秀な人材がいっぱいいるはず・・と思っていた電機メーカーは総崩れで、一体日本の組織はどうなってしまっているんだ!
第一作だけあって、シリーズ主人公の半沢直樹の入行前の姿なども描かれていて、一作ずつ独立しているとはいえ、やはり順番に読んでいくんだった、と思った次第です。
第三作では子会社に飛ばされていた主人公のリベンジの物語でもあったせいもあるのか、そんなに気にならなかったのですが、今作では主人公のアクの強さ全開で、特に最後、悪を暴いてその見返りは・・というところで綺麗事でもなんでもなく、己を選ぶあたりが生身というかなんというか、です。
いやもう、面白いのには違いないのですが、こういった、スーパーヒーローではなく、のし上がってやる、というギラギラしたところがそもそも面白さのバックボーンなのかも知れません。
しかし、今回のクールでの唯一の連ドラのお楽しみのドクターXで大学病院に対して不信の念を抱かされ、このシリーズでは銀行に対して不信の念を抱かされ・・真面目で優秀な人材がいっぱいいるはず・・と思っていた電機メーカーは総崩れで、一体日本の組織はどうなってしまっているんだ!
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