やっぱり伊坂幸太郎!:オー!ファーザー2010/09/16 21:08

「あるキング」とか「SOSの猿」とか、どうも最近の伊坂幸太郎は困ったなあ・・と思っていました。
で読んだこの作品ですが、いつもの伊坂幸太郎で良かった!一つ一つ、それぞれでも面白いエピソードが、最後に向けてどんどん組み合わさって大きな画にまとまっていく快感!
これです。もうたまりません。

ただ、あとがきを読んでみたら、これは最近の作品ではなく、「第一期の最後」の作品のようですね。

もちろん、ああいうものではなく、こういう物を書いてくれ!という私なんかのお願いは、かのフィッツジェラルドに対して、「そんなギャツビーみたいなメンドくさいものはやめて、これまで通り短編を書いてればいいじゃないのよ!」と宣ったゼルダのような要求なのかも・・というのは重々認識した上のことですが、でも、こういう楽しい作品を書いてくれるのは、他になかなかいないんですもん。

ま、ギャツビーもいいですが、ギャツビーだけではなく、こういう作品も書いてくれたら、とても嬉しいです。

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_ じゅずじの旦那 - 2010/10/15 10:42

他の父親って何? 誰の父親のこと?  まずは来訪記念にどうかひとつ!  人気blogランキング【あらすじ】みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて・・・一妻多夫父親が複数いるのはいいかもしれない。ギャンブル好き、女好き、豊富な知識、運動フェチ。。。それとなく、それぞれが特意とするところを息子に教えている。なかなか、一人の父親では教えられるものではない(笑とにかく薀蓄がいっぱい。「十代のガキなんてのは、甘やかされて、守られている。そのありがたみを理解していない」おっしゃるとおりです父親は子供を守ろうとする。子供を守ろうとする父親が複数いたら「オレの子供はみんなの子供」、ある意味世界は平和になるのかもしれない。そんなことが、事件を通じてわかりあえる親子。なかなか楽しい本でした。それにしても、こんな個性豊かな夫を持つ母ってどんなだろう。母目線の本を書いて欲しいものだ、、、の、ポチッ「人が生活をしていて、努力で答えが見つかるなんてことはそうそうない。答えや正解がわからず、煩悶しながら生きていくのが人間だ。そういう意味では、解法と解答の必ずある試験問題は貴重な存在なんだ。答えを教えてもらえるなんて、滅多にないことだ。だから、試験にはせいぜい、楽しく取り組むべきだ」JUGEMテーマ:読書

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