フォーサイス:カリブの失楽園 ― 2008/10/11 08:39
フォーサイスと言えばジャッカルの日、ですね。先日も知人たちとジャッカルの日で盛り上がりました。
でも、確か、ジャッカルの日を刊行した時のインタビューで、俺には書きたい本が3冊ある、それを書いたら作家なんて辞めるんだ、と言っていたような記憶があるのですが・・
その後も良質な作品を書いていて、嬉しい限りです。
この「カリブの失楽園」は「騙し屋」マクレディシリーズの最終作だそうです。以前の作品も読んでいるはずなのですが、読んだのが随分前で、相当忘れてしまいました。
構成的には、いかにも最終作、という凝った作りになってはいるのですが、逆に、例えばラブゼイのダイヤモンド警部のように、いつかカムバックを果たしてくれるかもしれない、と期待も持たせる書き方にもなっています。
でも、確か、ジャッカルの日を刊行した時のインタビューで、俺には書きたい本が3冊ある、それを書いたら作家なんて辞めるんだ、と言っていたような記憶があるのですが・・
その後も良質な作品を書いていて、嬉しい限りです。
この「カリブの失楽園」は「騙し屋」マクレディシリーズの最終作だそうです。以前の作品も読んでいるはずなのですが、読んだのが随分前で、相当忘れてしまいました。
構成的には、いかにも最終作、という凝った作りになってはいるのですが、逆に、例えばラブゼイのダイヤモンド警部のように、いつかカムバックを果たしてくれるかもしれない、と期待も持たせる書き方にもなっています。
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_ じゅうのblog - 2014/09/05 22:11
「フレデリック・フォーサイス」の『カリブの失楽園(THE DECEIVER "A Little Bit of Sunshine")』を読みました。
[カリブの失楽園(THE DECEIVER ]
『売国奴の持参金(THE DECEIVER "The Price of the Bride")』、『戦争の犠牲者(THE DECEIVER "A Casualty of War")』に続き「フレデリック・フォーサイス」作品です。
-----story-------------
その年、騙し屋「サミュエル・マクレディ」は外交官を名乗り、カリブ海の英領バークレー諸島を訪れていた。
まばゆい光にあふれ“サンシャイン”と呼ばれるその島は、一見、平穏そのもののように見えた。
が、島はイギリスからの独立をひかえ、独立反対運動と初代首相の選挙戦で揺れていた。
そういうなかで、マイアミから休暇で釣りにきていた刑事が消息を絶った。
彼は以前から追っていた麻薬犯罪組織の手掛かりを偶然この島で見つけていたのだ。
そしてそらに、現職の総督が何者かに暗殺された。
二つの事件は関係があるのか、総督はなぜ殺されねばならなかったのか。
“外交官”「マクレディ」は騙し屋の本領を発揮し、真相の究明に乗りだした―。
雄々しく闘ったスパイたちに捧げる鎮魂歌。
“最後のスパイ小説” 「マクレディ」シリーズ四部作完結篇。
-----------------------
『売国奴の持参金』、『戦争の犠牲者』に続き「マクレディ」モノです。
休暇中の「マクレディ」が、外交官として偽名の「フランク・ディロン」を名乗り、偶然、旅先で遭遇した事件を解決する物語、、、
カリブ海のバークレー諸島は、イギリス領土なので、事件を解決するためにイギリス本土からスコットランドヤードの刑事官「デズモンド・ハナー」が派遣されますが、何食わぬ顔で彼らに接近した「マクレディ」が、外交官の特権を活かして捜査情報を収集しながら、SISやCIA、DEA(麻薬取締局)、マスコミを利用して「ハナー」に気付かれないように事件を解決してしまう展開が面白かったですね。
「ハナー」にとっては迷宮入り事件となってしまい汚点となってしまいましたが、、、
正体がとんでもない奴だった二人の初代首相候補(キューバからの工作員と麻薬組織の一味)を国外(島外)へ追放したり、バークレー諸島の将来を鑑みて総督殺しの真犯人を救ったりと、「マクレディ」の活躍ぶりが愉しめる作品でした。
本作が「マクレディ」モノ完結篇… もう「マクレディ」モノが読めないかと思うと残念ですね。
[カリブの失楽園(THE DECEIVER ]
『売国奴の持参金(THE DECEIVER "The Price of the Bride")』、『戦争の犠牲者(THE DECEIVER "A Casualty of War")』に続き「フレデリック・フォーサイス」作品です。
-----story-------------
その年、騙し屋「サミュエル・マクレディ」は外交官を名乗り、カリブ海の英領バークレー諸島を訪れていた。
まばゆい光にあふれ“サンシャイン”と呼ばれるその島は、一見、平穏そのもののように見えた。
が、島はイギリスからの独立をひかえ、独立反対運動と初代首相の選挙戦で揺れていた。
そういうなかで、マイアミから休暇で釣りにきていた刑事が消息を絶った。
彼は以前から追っていた麻薬犯罪組織の手掛かりを偶然この島で見つけていたのだ。
そしてそらに、現職の総督が何者かに暗殺された。
二つの事件は関係があるのか、総督はなぜ殺されねばならなかったのか。
“外交官”「マクレディ」は騙し屋の本領を発揮し、真相の究明に乗りだした―。
雄々しく闘ったスパイたちに捧げる鎮魂歌。
“最後のスパイ小説” 「マクレディ」シリーズ四部作完結篇。
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『売国奴の持参金』、『戦争の犠牲者』に続き「マクレディ」モノです。
休暇中の「マクレディ」が、外交官として偽名の「フランク・ディロン」を名乗り、偶然、旅先で遭遇した事件を解決する物語、、、
カリブ海のバークレー諸島は、イギリス領土なので、事件を解決するためにイギリス本土からスコットランドヤードの刑事官「デズモンド・ハナー」が派遣されますが、何食わぬ顔で彼らに接近した「マクレディ」が、外交官の特権を活かして捜査情報を収集しながら、SISやCIA、DEA(麻薬取締局)、マスコミを利用して「ハナー」に気付かれないように事件を解決してしまう展開が面白かったですね。
「ハナー」にとっては迷宮入り事件となってしまい汚点となってしまいましたが、、、
正体がとんでもない奴だった二人の初代首相候補(キューバからの工作員と麻薬組織の一味)を国外(島外)へ追放したり、バークレー諸島の将来を鑑みて総督殺しの真犯人を救ったりと、「マクレディ」の活躍ぶりが愉しめる作品でした。
本作が「マクレディ」モノ完結篇… もう「マクレディ」モノが読めないかと思うと残念ですね。
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