面白さは変化点にあったリッチマン、プアウーマン2012/09/17 19:13

第八話、第九話あたり、あまりに面白くて一体どうなっちゃうんだろう、と心配(!?)したリッチマン、プアウーマンですが、第十話はちょっと小休止、というか、ドラマの王道に戻ってしまったようでイマイチ乗れませんでした。

要するに、ドラマというやつは変化点が面白いんだなあ、と思った次第です。
この世の春を謳歌していた日向徹がジョブズのごとくに石もて自分が設立した会社を追われ、どん底にある時に、そこまでイジイジキャラだった真琴がついに同レベルに至って切れまくるという一大変化の第八話。
そして、どうにもやる気が起こらず人間不信に陥りかけた徹がお仕事の貼り紙についにどん底からの復活に至る第九話。
いずれもそれまでのラインから大きく変化するところが実に爽快感を与えてくれたのでした。

それに比べると、要するに上昇している軌道の中のエピソードにすぎない第十話は全体のストーリーの中では大事な回なのでしょうが、私にとっては最終回に収斂していくための手続き的な回に見えてイマイチ乗れませんでした。
ま、最終回も王道のストーリーが見えているのはちょっと残念です。

ロマンス側面とビジネス側面が程よくスピーディに描かれていてそのバランスが良かったのですが、ここに来てロマンス編が前面に出てきてしまったのが惜しい。
ネクストイノベーションもワンダーウォールもそれぞれに面白く描かれているので、そこをもっと押して欲しかった・・って、それじゃ月九じゃないか。

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