気合の森博嗣:有限と微小のパン2010/11/03 09:16

さあ、ついに犀川・西之園コンビのシリーズ最終巻です。
お名残惜しいです。
しかし、レベルは落ちず、何と言っても厚いです。2段組で600ページもあります。新書版でこれだけ厚いと、片手で持っているとのどの辺の開きが悪くて読みにくい・・

さて、最終巻は単なる最終巻ではなく、シリーズの締めくくりの役割を果たしていて、シリーズ第一巻を飾った真賀田四季博士・・犀川の好敵手にして憧れの人なのか?密かな恋人なのか?・・がメインキャラクターとなります。
でも、この真賀田四季のキャラが強すぎて、折角の塙博士や他のプレーヤーたちが目立たず、生きないことおびただしいです。

トリックは・・あまり聞いてはいけません、このシリーズでは。
随分森博嗣の密室に慣れてきたのか、最初の事件には見事にやられましたが、二番目(三番目?)はこちらの読み通りでした。当方としてはもう少し深読みをしていて、真賀田四季が実は〇〇で、実際には塙博士が☓☓なのでは・・と思っていましたが、それはとっても見事に裏切られて、終わったと思っていた最後の最後に見事なオチがありまして、すっかりやられてしまいました。
その分、ちょっと期待していた塙博士が沈みっぱなしで残念でしたが。

このように、この作品は真賀田四季の作品となっています。
彼女の立ち位置というか、物事の捉え方を味わう作品となっています。そこでは西之園萌絵はもちろんのこと、犀川にしても引き立て役にしか過ぎない存在になっています。その点はちょっと最終巻にしては物足りない気がしますが。

ともかくも、この作品を読んで、いや実にこのシリーズというのは単品でも楽しいが、実はシリーズ通して味わうべき作品群なのだ、ということが分かりました。楽しませていただきました。
森博嗣も他のシリーズ作品は古本市に供出してしまいましたが、このシリーズだけはキープしていますので、そのうちまた読み返すかもしれません。

ついに病に倒れるiPod nano2010/11/06 09:02

以前我が家にやってきたiPod nanoの第二世代です。
思い起こせばバックライトが点かないのでパネル交換しようと思ったらネジが一箇所、どうしても外せずにそのままになっていたのでした。

久しぶりに持ち出そうと思ってPCに接続したら・・認識しません。
あれ?これってパネルだけじゃなくて認識もしなかったんだっけ?と思って記録をたどってみたら、以前は認識はしっかりしていたのでした。
ポートを替えたり、PCを替えたりしても認識しないものは認識しません。別なnanoは同じポートでしっかり認識しているので、やはりnano個体の問題のようです。

認識してくれないと、対処のしようがありません・・だったと思うなあ。どうするんだったっけ。

今年の古本市は無事だった2010/11/06 12:46

さて、先日一年分の本を供出した古本市ですが、今日明日が本番です。
ということで、行ってきました、出掛けにカミさんから”自分が出した本を買ってこないように”という心温まるアドバイスを貰って。
去年だったか一昨年だったか、折角供出した本を買い戻してしまったことがありました。

この古本市、一部では熱烈なファンがいて、会場はすごい混み方になります。
そもそもそんなに広いところではないのですが、人数制限なんてなくて詰め込む上に、テーブルに箱詰めで並べてあるのですが、それに加えて、テーブルの下にも箱詰めで並べてあって、テーブルの下の本を見ようとするとしゃがみ込まなければならない、しゃがみ込まれると邪魔になって通れやしない、ということで満足に通り抜けもできなくなります。

ま、何とか20冊弱の本をゲットしてきました。
ハードカバーは100円でブックオフと変わらないですが、文庫・新書は30円ですので、こちらの勝ちです。いや、勝ち負けはどうでもいいのですが。
デイヴィッド・ハンドラーとジョン・ダニングをゲット出来たのはラッキーでした。これで当分通勤のお供には困りません。

こんなものも壊れるんだ・・じゃ、直そう2010/11/07 08:24



ワンコのお散歩用に100均でLEDライトをゲットして使っていました。
それまでは、やはり100均LEDライトだったと思うのですが、ボタン電池を使うタイプをバッグにぶら下げていました。が、LR44は安いとは言え、入手性とコストの問題で、単四を使うタイプを見つけたのでこれにしていました。
そうしたら、つかなくなった、というのです。
電池切れかな、と思って電池を替えてみてもつきません。写真の黒い方はその昔秋葉原でゲットしたもう少しお高いやつなのですが、悔しいことに互換性があるようなので電池パックを入れ替えてみたり、スイッチを入れ替えてみたりしましたが、そこは問題ないようです。
それじゃ、ライト部分の故障なのでしょう。

じゃ。

ということでダメもとでばらしてみました。
構造はとっても単純、電池パックからLED部分に給電しているのですが、アルミのケースを導電路にしていて、秋葉原品の方はきちんと接触用のリングが入っているのですが、100均品の方は単にプリント板のエッジにハンダが盛ってあるだけで、それでアルミケースとの接触を取ろう、という大胆な設計になっているようです。

じゃ。

4ヶ所ある端子部分にハンダを盛り足してやります。導電テープでもハンダ付けして噛ませようかとも思いましたが、装着が面倒そうだし、ま、いっか。


ということで、無事に点灯するようになりました。
しっかし、さすがに100均品だなあ。そこまでコストダウンするかなあ、普通。ま、100均品は普通じゃないものが集まっている、ともいいますが。

太古のデジカメのバッテリーを交換してみる2010/11/07 13:40

今のところ、主力のデジカメはパナのLUMIXですが、ワンコのお散歩用には富士のFinepixF410というやつをバッグに入れっぱなしにしています。
もう世代的にはずっと古いものになるのですが、LUMIXの発色がちょっとドギツイのに比べて落ち着いた発色なのが気に入って使い続けています。
一時騒ぎになったCCDのバグがこれにも出てチップ交換をしてもらったりしましたが、その時の対応も好感が持てたし・・って、それはあまり関係ないですが。

が、さすがにバッテリーが死にかけてしまいました。
フル充電しても、いざ使おうとする時には大抵バッテリー切れ間近!の表示になってしまっています。
でも、バッテリーというのは高いもの、という印象があって、お散歩用に一台お手頃価格のやつを買おうかなあ・・などと思っていました。
念のため、バッテリーの型番で調べてみたら・・おお!ジャンキーの味方、ROWAがちゃーんと出している、更には送料も無料!

速攻で注文し、今日、やって来ました。
早速充電したので、来週末からのお散歩に持って行って試してみることにします。
新しいのを買う口実が無くなってしまいましたが、ま、いっか。

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