続編は?村上春樹:アフターダーク ― 2010/08/04 21:11
村上春樹は私にとっては大切な作家です。
何冊か、待ち行列にあるのですが、久々に読んでみました。
大切な作家だけに、ちょっとドキドキしながら、でした。
ガッカリだったらどうしよう、と、微かな不安を感じながら、であったのは秘密です。
ここのところ、大切な作家候補の方の作品でガッカリが何作かあったので・・・
しかし、相変わらずの村上春樹でした。
ある日の夜中のほんの数時間の物語なのですが、例によって、色々な卵たちが壁に当たって砕けるほどではないにしても、それなりに頑張っている、その頑張っている同士が、相手が頑張っているのが分かるので、寄り添おうと思うのだけれど、卵なだけに、薄くて脆いとは言え、殻があるので寄り添いきれない・・
なんだかよく分からない喩えですが、そんな印象です。
例によって、こちら側のお話をビビッドに描写しながら、そこにちょっと向こう側のお話も混ぜる、というところですが、今回の向こう側、というのは、エリが寝ているその中でのお話なのか、それともいつもの向こう側なのか、判然としないところも面白いです。
ただ、エリにしてもマリにしても高橋にしても白川にしても、さあ、人物紹介は終わったので、これから孫悟空に連れられて向こう側の世界に旅立ちでもするんではないのか、と思わせつつ終わってしまいました。
確かにこの世界を楽しみはしましたが、まだまだ楽しめそうなだけに、もう少し読みたい気分にさせられます。
何冊か、待ち行列にあるのですが、久々に読んでみました。
大切な作家だけに、ちょっとドキドキしながら、でした。
ガッカリだったらどうしよう、と、微かな不安を感じながら、であったのは秘密です。
ここのところ、大切な作家候補の方の作品でガッカリが何作かあったので・・・
しかし、相変わらずの村上春樹でした。
ある日の夜中のほんの数時間の物語なのですが、例によって、色々な卵たちが壁に当たって砕けるほどではないにしても、それなりに頑張っている、その頑張っている同士が、相手が頑張っているのが分かるので、寄り添おうと思うのだけれど、卵なだけに、薄くて脆いとは言え、殻があるので寄り添いきれない・・
なんだかよく分からない喩えですが、そんな印象です。
例によって、こちら側のお話をビビッドに描写しながら、そこにちょっと向こう側のお話も混ぜる、というところですが、今回の向こう側、というのは、エリが寝ているその中でのお話なのか、それともいつもの向こう側なのか、判然としないところも面白いです。
ただ、エリにしてもマリにしても高橋にしても白川にしても、さあ、人物紹介は終わったので、これから孫悟空に連れられて向こう側の世界に旅立ちでもするんではないのか、と思わせつつ終わってしまいました。
確かにこの世界を楽しみはしましたが、まだまだ楽しめそうなだけに、もう少し読みたい気分にさせられます。
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