意外に本筋通り:”流星の絆”2009/08/10 17:33

東野圭吾:”流星の絆”
失業者なので家にいることが多く、たまたま再放送していた”流星の絆”というドラマを見始めたら、これが面白い。
原作が東野圭吾で脚本が宮藤官九郎というこの人選だけで面白くないわけがない、と思うような組み合わせなんですね。見る前はそんなことは知りませんでしたが。

小さい頃に両親を殺された3人の兄弟が時効間近についに真犯人を・・という、筋立てだけ考えたら暗くなってしまうお話なのですが、これが妙に面白い。どの登場人物も凄いシビアな場面とどこか脱力する場面を器用に持っているものだから、シリアスなドラマを笑いながら楽しめる、珍しいドラマでした。

ということで、原作も買ってしまいました。
宮藤官九郎の脚本が原作より相当飛んでいるんだろう、と予想していたのですが、実はそんなことはなく、細かいエピソードまで結構拾っているのに驚きました。
もちろん、設定をいじっているところもありますし、ジョージさんやサギ(脱力担当でお気に入り!)なんかは登場しないのですが、でも、ポイントはしっかり押さえています。

いや、失業者もいいものです。

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