ついつい週アスに騙されてみる2015/09/13 13:15

週刊アスキーが好きでした。
PC系の雑誌のはずなのですが、一本の記事が長くて4ページ、というごった煮のような作りで、全くPCとは関係の中そうな記事も多いという、PCオタクにとっては許されざる雑誌だったかもしれません。
が、何となく、そういう軽いごった煮感覚が心地よくなって来るお年ごろだったので、結構愛読していました。

それが完全電子化になってしまって、すっかり縁遠くなってしまったのですが、ショップの書籍コーナーをうろついていたらこんな表紙が目に付きました。
お!と一瞬驚きましたが、「週刊アスキー特別編集」というタイトルがあります。
ああ、ムックなのね、と、冷静には思いましたが、ま、騙されてみてもいいか、とゲットしてみました。

残念ながら、旧週アスの気配は殆ど感じられず、わずかに週刊アスキー電子版の広告ページに大々的につばさPの笑顔があるくらいでしたが、ま、分かった上で騙されてみたので許すとしよう。
そろそろメインマシンの買い替えも検討中だしね。

やっぱりこっち側の伊坂幸太郎は面白い!「砂漠」2015/09/12 08:49

伊坂幸太郎はそのよく練られた構成と爽快なタッチが好きで、一時期相当読みました。
が、恐らく、作者としてはそういう軽いノリのものはあまり自分の本質ではないのだ、と思ったのかどうか、どうもあっち側に行きかけてしまって、少し離れてしまいました。

先日立ち寄った書店で「砂漠」という本を見かけて、知らないなあ・・と買ってみました。
読み進めてすぐに、あ、これは読んだことがある、と、結末が大体思い出せたのですが、それでよまずに置いてしまうか、、というとそんなことは全くなく、実に面白く読み進めました。

一歩下がってみると、砂漠の中のオアシス期間で何をお気楽にやってるんだ、という捉え方もあるかと思いますが、それぞれの人物が面白いし、さりげなく南の特技が当たり前のように配置されていたりするのも実にアクセントになっていて面白い。ここいら辺を不自然に思わせないのが作り込みの妙なんでしょうか。

グリシャムが、リーガル・サスペンスの路線を邁進しつつ、時どきに読者側ではなく自分寄りの作品を書いているように、伊坂幸太郎にも一般ピーポー読者寄りの作品もどんどん書いていって欲しい。

上巻しか売れてないのか!?”自白”!2015/08/23 06:56

BookOffにやられてしまって、上下巻揃いだと思い込んでいた上上巻揃いの(なんのこっちゃ)グリシャムの「自白」ですが、先日、またまたBookOffに行く機会があったので、見るともなく棚を見回っていたら、ありました、グリシャム。
しかも、上巻ばかり3冊・・

この作品、グリシャムのこっち系、法廷での切った張ったの爽快感を与えてくれるいつものリーガル・サスペンス系かと思って読み始めてみたら、”テスタメント”系の、あっち系だということが分かって、上巻で力尽きた人が多かったのではないか、と推測しています。

こっち系に比較して爽快感は極めて乏しいですから。

が、私はあっち系は結構好きです。まあ、あっち系の代表作の”テスタメント”に比べると、清冽さが足りないのでそこまでの評価ではありませんが。

BookOffにやられる・・いや、悪いのは私だが・・2015/08/02 08:36

グリシャムが好きです。
もちろん、リーガル・サスペンスという言葉に代表されるように、法廷での丁々発止、その下準備でのストーリーなどのいささか単純な仕掛けに嵌ってしまって面白さを感じるのですが、グリシャムのもう一つの流れも好きです。

ま、私が勝手にもう一つの流れ、等と言っているのですが。

その代表作にはテスタメント、という作品があります。
これは、一部には従来型のリーガル・サスペンスがあるにはあるのですが、それは売るために一応書いておこうか、位の力点しか置かれていないような気がします。
まるでグリシャム流のカフカの城、といった趣があります。
こちらもとても好きです。

というお気に入り作者なので、たまたま行ったBookOffの棚に、読んでいないと思われるものがあったら、それは何も考えずにゲットですよね、普通。
上下巻なので、通勤のお供にまずは上巻を読み進め、上巻が終わったので待ち行列の書棚から下巻を持ちだして、ブックカバーを入れ替えて、念の為に見てみたら・・あ、私としたことが、カバーを外した上巻をまたカバーしてしまったらしい、危ない危ない、下巻をカバーしなくっちゃ・・って、あれ?二冊とも上巻じゃん!
だって、BookOffの棚に二冊揃っておいてあったら、そして、その二冊しか置いてなかったら、上下揃いだと思うじゃん!

・・いや、確かめなかった私が悪いんですけれどね、それは。
でも、なあ・・

ということで、amazonの中古品をゲットし直すのであった・・

週アスまでもが・・2015/05/30 09:44

週刊アスキーはそこそこ愛読誌でした。
かれこれ十ウン年、読み続けていたような気がします。
・・と言っても、毎号ではなく、二号に一冊、というくらいの愛読者であったわけですが。
あのゆるい雰囲気が好きでした。

が、ついに最終号となってしまって、次号からは電子版のみ・・

実は先日の誌面刷新以来、どうもあのゆるい雰囲気が薄れてしまって、二号に一冊が三号に一冊・・以下になってしまっていたのですが、それでもずっと読み続けていたので、残念・・
電子雑誌にイマイチ乗りきれない読者を切り捨てないで・・

とは言え、もうひとつの愛読誌のサッカーマガジンも(こちらはもっと長期に渡る愛読誌だった)無くなってしまったしなあ・・


雑誌の休刊というと思い出してしまうのが「遊撃手」という、それはそれはオタッキーな雑誌。1年も保たずに終わってしまったけれど、この雑誌は全号持っている。実にツボの雑誌だった。
でも、名前が悪すぎでしたね。
なんたって、遊撃手=short stopなんて・・

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