じゃんくボックス

今をときめく柿谷です。
まあ、ちょっとしたサッカーファンなら、やっとかい！とか、今更かい・・とか、色々な感慨を持つかもしれません。凄い天才児がいる、と評判でしたからねえ。
とまれ、あのボールタッチはそれを見ているだけでワクワクしてくる稀なプレーヤーです。ジダンとかイニエスタのような・・というのは褒め過ぎか。

日本代表のチケットが取れなかったので、マリノス戦を見に行ってきました。
これが、セレッソが引きこもり作戦に出る、という予想に反した試合になりました。さすがのセレッソも首位相手では負けない試合から入ったのか。
相手ボールになると柿谷を一人残してまずは自陣で網を張ります。
さすがに柿谷一人では打開は難しい。

実はセレッソの前への推進力は、少なくとも昨日の試合に限って言えば杉本でした。
杉本といえばトップ・・という印象が強かったのですが、トップ下のような、サイドのような面白い位置取りから足元のテクニックとパワーを活かしてボールを持ったら前へ前へと押し上げていき、効果的なパスを供給する。
杉本が持った時がチャンスの香りがする瞬間でした。
後半になると杉本の前への勢いが何故か少なくなってきてチャンスの数もまた少なくなってしまいました。

それに対して、俊輔！
一人、余裕の持ち方が違う。
大抵は歩いています。
そろそろかな、と思うとボールが出てくる所にするすると入り込んでいって相手を引きつけておいて、さあ、引きつけたからしっかり仕事してみ、という感じで斎藤あたりにパスを渡す。
俊輔は以前から見ていたつもりでしたが、改めてそのすごさを感じさせられました。

エスパニョールでデラペーニャが怪我しないでコンビでプレーしていたら、スペインでも輝けただろうになあ・・と、残念。