一粒で二度おいしい森博嗣:幻惑の死と使途2009/11/15 12:54

森博嗣のおなじみ犀川・西之園コンビの作品です。
ちょっと変わっています。
あまり目次をじっと見る人はいないと思いますが、目次のページを一目見ると、これはもしかして・・という気分になるかもしれません。
*章建てが奇数章しかない(第一章の次が第三章、そして第五章・・)
*各章の表題が”奇”で始まっている

これはもしかして、章建てが偶数章しかなくって、各章の表題が”偶”で始まる本が広い宇宙のどこかにありそうだなあ、と思ってしまいますよね。

さてさて、中身は奇術師の箱抜けトリックの最中にその奇術師が殺されてしまう、という謎です。後半、その奇術師の葬儀で奇術師の死体が・・というシーンがあり、思わず二十世紀少年を思い出してしまいましたが。

このシリーズではおなじみのことながら、謎を推察しようとエラリークイーンのように読者への挑戦を買って出たりしてはいけません。解けないんですから。それより、作者のアクロバティックな論理の冴えを素直に感心していればいいんです。それに、今回は何と言っても相手が奇術師なんですから。

そしてそして、実はこの作品、この一作では完結しない構造になっているんです。
待て!次号!というやつですね。

写真に写っているストラップは、使徒です。どうでもいいですけど。

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