じゃんくボックス

コメディが好きです。
まあ、カッコつけていうなら本物のコメディが好きです。
マルクス兄弟とかバスター・キートンが好き。
チャップリンは、特に後年のチャップリンはドラマで見せようという方向に傾いてしまったのであまり好きではない。

近年ではメル・ブルックスが凄い才能を見せた・・と思ったのだけれど、ブレージングサドル、そして、ヤング・フランケンシュタインという超絶傑作をものにした後、何故か急降下してしまった。
生で見るものでは、ラスベガスで見たブルーマンがとっても・・

というようなコメディが好きです。

テレビの所謂お笑いというやつは、一般的にどうも志が低くていけない、と思ってあまり見ていなかったのですが、今回、誘われてお笑いライブというやつを見に行ってみました。

出演は出演順で
・うしろシティ
・オジンオズボーン
・U字工事
・じゅんいちダビッドソン
・ナイツ
の5組。
実は、殆ど知らない。
じゅんいちダビッドソンだけは、すごいネタをやってる、と言われてネットで見たことがある、くらい。

恐らく人気順、というか、業界でのポジション順なんだろうなあ、と思っていたら、うしろシティの一人が地元出身、ということなので、ああ、地元枠なのか、と、ちょっと軽く見ていた。
見ていたら、トップバッターのこのつかみがなかなか見事だった。

”実は僕地元なんですよ！”
当然、ここで客が沸く。
そうなんだ、と相方が突っ込んだところで、
”ま、ほとんど地元”
と怪しい雰囲気。
実は静岡、といったあたりに落とすのかと思ったら、
”実際は寒川だけど・・”
という、地元でなければ分からないであろう、しかしながら地元ならしっかり受けるオチで客席は大いに沸く、という導入から、なかなかのものだった。

オジンオズボーンの怪しい技、じゅんいちダビッドソンのサービス精神と不思議なミスマッチの面白さ、ナイツの安定の技、と、大いに楽しませてもらった。