平山のパワーに黄金の中盤を思い出す2010/02/12 07:40

昨日の香港戦、前半は見ていてとってもイラつく展開で、これはもう期待するのは止めよう、と思っていたけれど、後半、平山が入ってちょっと変わった。
もちろん、遠藤を前目に出したことも大きかったかもしれないけれど、平山が前線のポイントになって二列目の動きを活性化したことが大きかったのではないか、と思う。

これまでチビチビフォワードに点で合わせるか闘莉王の頭に合わせるしか得点の雰囲気が出なかったけれど、平山が入ることによって、点で合わせる期待値は下がったけれど、セカンドボールを生かして二列目の攻め上がりに期待することが出来るようになった。

つい、1982年、スペインワールドカップのブラジルを思い出してしまいました。
あのチーム、中盤にはファルカン、ジーコ、トニーニョ・セレーゾ、ソクラテスという黄金の4人組がいて、フォワードは誰も覚えていないセルジーニョという選手が勤めていました。おそらく、セルジーニョには得点を期待していたわけではなく、四人組をうまく活かせる動きを期待していたのではないか、と思います。

日本も、中盤の質はそこそこだけれど、前線の質は残念ながら見劣りがする。それならば、トップには直接得点を期待するというよりも、中盤の選手の活性化を引き出す事が出来るタイプの選手を置いておいた方がいいのではないか。そう考えるならば、平山は最適ではないのか・・

しかし、チビチビフォワードできっちり仕上げてきたシステムがさっぱり機能せずに、連携も何も出来ていない筈の平山を入れた方が可能性が感じられる、というのもとっても残念なレベルですね。

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