再生・T・ジェファーソン・パーカー:サイレント・ジョー2008/12/14 13:09

この作家も全く知らない作家で、ジャケット買い、と言うやつです。こういうジャケ買いの時には「アメリカ探偵作家クラブ賞」といった釣り文句が結構効きます。

さて、この作品、幼いころに父親に虐待を受けた”硫酸ベイビー”が、育ての親に大事に育てられ、保安官補となり、しかし、その養父が目の前でギャングに殺されてしまう。その犯人を探し出す、という筋立てなのですが、この主人公、幼いころの虐待の傷跡のせいで、とても礼儀正しく、かつ、優秀な人物なのだが、どこか心の一部が欠落している。

組織とともに犯人探しをしていく、という謎解き的なサスペンスもさることながら、この主人公が心の欠落を徐々に埋めていく、というストーリーが並行して走っていて、その両者が共に読ませます。
中々に深い味わいの作品です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://renopapa.asablo.jp/blog/2008/12/14/4008459/tb


ジオターゲティング