キンジーのウォーショースキー化?:グラフトン・獲物のQ2010/01/03 17:02

ミステリー好きですが、女性探偵ものに好きなものが多いです。
P.D.ジェイムズのコーデリア・グレイなんて、もうたまりません。(このグレイからコナン君の”灰原”が名付けられたらしいですね)
サラ・パレツキーのV.Iウォーショースキーとか、忘れちゃいけない、パトリシア・コーンウェルのケイ・スカーペッタとか、あのロバート・パーカーもサニー・ランドルのシリーズを書いていますね。
そして、スー・グラフトンのキンジー・ミルホーンです。

一時期、キンジーとウォーショースキーが双璧かな、と思っていた時期があって、両者を同じように楽しみにしていたのですが、段々とキンジーの方に好みが傾いてきました。
寒く暗いシカゴよりも暖かく明るいサンタ・テレサの方がいい、ということもありますが、ウォーショースキーは親類の話ばかりでてきて、ちょっとそういうしがらみから離れてくれないかな・・と思ったのも比重としては大きいような気がします。
その点、キンジーは実質的に身寄りがないようなので、そういう面倒なしがらみがなくって好ましい。

・・と、思っていたんですよ。
ところが、段々とそれが怪しくなってきました。今回の”獲物のQ”でも、精神的な重りとなっている祖母の影が大きく気になっているし、従姉妹はどんどん出てくるし・・

ただ、まあ許容範囲かな、それを除けばストーリー自体は相当読ませるし。

このシリーズ、どこまで読んだのか記憶が定かではなく、同じ本を買ってしまったこともあるのですが、あまりベタベタの親族物にならないように願ってやみません。

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