びっくりの森博嗣:封印再度2009/10/17 13:57

理系作家の森博嗣のお馴染み、犀川・西之園コンビのシリーズです。
このシリーズは謎解きにチャレンジしてはいけないものです。森のトリックに、ほほ~と感心して読めばいいのです。あんなの、解けっこないんですから。
そして、サイドストーリーの犀川・西之園の関係がどうなっていくのか!?というのを楽しめばいいのですが、この作品にはびっくりです。

ここで謎解きはしませんが、読み進めながらびっくりして、おいおいおい、どうしてくれるんだよ、そんな安直なルートを選んで・・と、ドキドキさせられてしまいました。
シリーズの流れを大きく変えてしまった作品です。こういった作品には珍しく、読み返してしまいました。

近々、年に一度の公民館の古本市があり、そこに一年分の本を持ち込むのですが、これは持ち込まないでキープかもしれません。

しかし、このシリーズの題名って、洒落てますね。この作品も漢字と英語とで二重の意味を鮮やかに持たせています。

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